LGBTに関するハラスメントのサマリー
ある労組の調査によりますと、職場におけるLGBT関連のハラスメントを受けたり見聞きしたりした人は2割強に及びます。役職別(一般社員・一般職員・リーダーの役割・管理職)でみると役職が上がるにつれて高くなる傾向があり、一番高い管理職では3人に1人以上がハラスメントを受けたり、見聞きしたりしたと回答しました。
「LGBT」が身近にいる人ではLGBT関連のハラスメントを受けたり見聞きしたりした人は約6割に及びます。
職場におけるLGBT関連の差別的な取り扱いを受けたり見聞きしたりした人は1割強に及びます。 役職別でみると、上記のLGBT関連のハラスメントの時と同様に、役職があがるにつれて高くなる傾向があり、一番高い管理職では5人に1人の割合です。
「LGBT」が身近にいる人では、3人に1人が受けたり見聞きしたりしたと回答しています。
職場におけるLGBT関連のハラスメントの原因は「差別や偏見」「性別規範意識」と回答する人が多くいました。全回答者の約6割が「差別や偏見」、約4割が「性別規範意識(男はこうあるべき、女はこうあるべき等)」と回答しています。その他には「職場の無理解な雰囲気」「上司のハラスメントに対する意識の低さ」「職場の人権に関するポリシーがないこと」の回答が見られました。
職場におけるLGBT関連のハラスメントを「防止・禁止すべき」と考える人は5割半ば、LGBT関連の差別を「なくすべき」と考える人は8割強にも及んでいます。しかし、その一方で、男女別にみると、女性より男性の方が二つの項目において「防止・禁止する必要はない」「なくさなくてもいい」と考える人が多く見られます。